「育毛剤は発毛剤とは考えずに、頭皮の育毛環境を整えるものと考えましょう。
万人に効果のある発毛剤は、残念ながらありません。
その理由は本書に書きましたように、脱毛の原因が頭皮だけにあるのではないからです。
西洋医学的な考えだと脱毛した部分だけに原因があるということのなってしまいますが、その考えから発毛剤をつくると、根本原因を見逃しているため、副作用を引き起こす恐れが出てきます。
身体に害のない育毛剤は頭皮の正常な働きを助けたり、頭部常在菌のバランスを整え、生理活性を高めるものがよいでしょう。
植物抽出エキスやその他の頭皮の状態により適したものを使用しましょう。
添加物として合成香料、合成着色料、そしてパラベンや防腐剤の入っていないものがやはり安心です。」
  ==「毛髪革新」(現代書林)より==

「もう一つ、アミノ酸類のサプリメントも有効でしょう。
育毛のために、食生活を改善して良質のタンパク質を摂ることは重要です。
ただし、普通の食生活では、日常生活に必要なタンパク質しか摂れないことも考えられます。
それでは髪の毛の原料になるアミノ酸が不足し、育毛が期待通りに進まない恐れもあります。
サプリメントからアミノ酸類がプラス摂取されれば、頭皮に回るアミノ酸類も増え、髪の毛の原料も増えることになります。
しかも、食品などのタンパク質は一度アミノ酸にまで分解されないと吸収されませんが、サプリメントのアミノ酸類はそのまますばやく吸収され、それだけ早く効果が期待できることになります。」
  ==「毛髪革新」(現代書林)より==

「毛細血管を詰まらせたり、血流を悪くする元凶が活性酸素です。
活性酸素は細胞膜を攻撃し、過酸化脂質をつくります。
その過酸化脂質が血液に入ると血液がドロドロになって血流が悪くなり、最悪のケースでは血管を詰まらせてしまうのです。
活性酸素を無害化する作用が抗酸化作用です。
抗酸化作用を持つサプリメントを摂取すれば活性酸素が除去され、ドロドロの血液がサラサラになります。
サラサラ血液になれば血流が促進され、育毛に必要な酸素や栄養が十分に毛乳頭に運ばれ、スムーズな育毛が可能になります。」
  ==「毛髪革新」(現代書林)より==

「問題は、交感神経が優位になることをどう抑えるかです。
交感神経と副交感神経はシーソーのような関係にありますから、交感神経優位の状況を変えるには、副交感神経を刺激し、活性化することが最も効果的な方法になります。
先に、規則正しい生活リズムを保ち、十分な睡眠を取ることを提案しました。
ストレスを解消する癒しの時間を持つことも提案しました。
これらも副交感神経を優位にするための一方法ですが、昼間の時間の活用も考えたいものです。」
  ==「毛髪革新」(現代書林)より==

「脱毛の盲点に、免疫の問題がありました。
これが自律神経の交感神経に関係することは述べましたが、少しだけ復習します。
夜更かしや極度のストレスによって交感神経が優位になると、顆粒球が増殖します。
その顆粒球が皮膚の上皮にまで押しよせ、上皮組織や腺組織、さらには毛母細胞まで破壊します。
神経性脱毛症がその最たる脱毛症ですが、ひこう性脱毛症、脂漏性脱毛症、細菌性脱毛症、代謝異常性脱毛症などでも、顆粒球の増殖が複合して脱毛を進行させるケースは少なくありません。」
  ==「毛髪革新」(現代書林)より==

「ソフトレーザーの代表が、半導体レーザーやヘリウムネオンガスレーザーです。
ソフトレーザーは大きな破壊力を持たない代わりに、滞った細胞代謝を刺激し、細胞を活性化に導くと考えられています。
その特性を利用し、育毛に特別に開発されたソフトレーザーも登場しています。
このソフトレーザーの鮮やかな赤色光線には、次のような作用があるとされています。
①代謝と血液循環を促進する
②タンパク質合成の速度を速める
③酵素を活性化させる
こうした作用が皮膚を活性化し、頭皮の弾力性と保湿性を復活させます。
さらに、血行を促進させ、育毛に大きな効果が期待されるのです。
植物や海藻(ワカメの養殖)の育成に高輝度LEDの色による効果も実用化されていますが、皮膚の活性化のためのものも実用化されています。
21世紀は光の化学がもっと進化するでしょう。」
  ==「毛髪革新」(現代書林)より==

「レーザー光を用いた育毛システムも、有効です。
近年、レーザー光の研究は目覚しく進展しました。
傷跡を残さずにシミやソバカスやアザを取る美容手術、金属メスの代わりにレーザーメスを使う医療手術など、さまざまな現場で活用されています。
これらのレーザーは、光を多く集めることによって強力な熱エネルギーを利用します。
使用には専門的で高度な技術が求められるため、医師が取り扱います。
熱エネルギーを出さない光エネルギーだけのレーザーも開発されていてソフトレーザーと呼ばれています。」
  ==「毛髪革新」(現代書林)より==

「温浴ほか有機ゲルマニウムが有益な作用をするとしても、その使い方や濃度により専門的な知識が必要ですので注意してください。
薬品ではないのに、いかにもの効果効能を言っている物がありますが、こうした表現は薬事法に違反するものです。
ブレスレットで病気が治るなどはありえません。
温浴などの方法で新陳代謝を高めることで身体の老廃物を出し身体の活性を良くすることを目的とするべきでしょう。
有機ゲルマニウムは42度前後くらいが一番その働きが良いとされています。
しかし、身体に良いからと、濃度の濃い温浴にすれば、その脱脂作用の強さにより脂肪を取り過ぎることも考えられます。
信頼のおける所で行うことが大切です。」
  ==「毛髪革新」(現代書林)より==

「有機ゲルマニウムの作用は、病気治療での酸素活用の研究段階で発見されています。
フランスのルルドという小さな村に、難病・奇病を治す奇跡の「ルルドの泉」があります。
いまでも奇跡を求めて年間数百万人が訪れるといいますが、この泉水に含まれる大量の有機ゲルマニウムが奇跡の秘密といわれています。
ゲルマニウムはミネラルの一種で、薬品ではありません。
現在、造血作用、酸素吸収作用、脱脂作用、神経緩和作用の4つの有益な作用が認められています。
この4つの作用が私たちの身体の活性化に大きな働きをもたらします。
いま、ゲルマニウム温浴やゲルマニウムブレスレット等、ゲルマニウムグッズが大変話題になっています。
酸化ゲルマニウム(GeO)と有機ゲルマニウムは同じゲルマニウムと名前は付いていますが、有機ゲルマニウムは化学式は(GeCH2COOH)2O2で、人間の身体に有益な作用をするのは有機ゲルマニウムはです。」
  ==「毛髪革新」(現代書林)より==

「有機ゲルマニウムを活用する
血液は身体の各器官に酸素や栄養分を送り込み、体内を活性化させる重要な役割を持っています。
ですから、身体の組織を活性化させるために、血液が十分にいきわたるかどうかが大きな問題になってきます。
古来、中国では髪の毛を「血餘」といっています。
「髪は身体で使った血液の余りでできている」という意味です。
髪が血液の余りでできていることはないのですが、この言葉からも髪の毛と血液の密接な関係がわかります。
髪の毛になんらかのトラブルが起きている状況は、どこかで血液の滞りが発生したために育毛に必要な栄養が不足している、ということなのです。
そうした観点から、有機ゲルマニウムの活用が考えられます。
有機ゲルマニウムには、酸素をすばやく効率的に体内に取り込み、身体の各組織にいきわたらせて新陳代謝を活発にする働きがあります。」
  ==「毛髪革新」(現代書林)より==

「最も重要な夜間の保温には、保温キャップをかぶるのが効果的です。
ウィッグ同様、こちらもムレたり締めつけたりしないものを選んでください。
遠赤外線効果のあるキャップなら理想的です。
ウィッグは、毎日洗うようなものではありません。
そこでいろいろな雑菌が繁殖しやすくなります。
ウィッグを選ぶときは、除菌消臭剤の使用も考えてください。
化学物質の入っていない除菌消臭剤が理想で、こうした細かい心遣いが育毛を左右するのです。」
  ==「毛髪革新」(現代書林)より==

「ウィッグを選ぶ場合は、ムレたり締めつけたりしないもの、貼り付けないもの、塩化ビニール製でない上質の育毛用ウィッグを選びたいものです。
ムレるものは皮膚の活性化を妨げますし、締めつけるものは頭皮の血行を阻害するからです。
また、貼り付けるものは、はずすとくに大切な髪に毛を抜いてしまいます。
頭の形は十人十色です。
その人の頭の形を正確に測り、ぴったりフィットするようなものが理想です。
もちろん、残っている毛やデリケートな頭皮を傷めることなく、育毛が完了するまで使用できる機能性も必要です。」
  ==「毛髪革新」(現代書林)より==

「育毛プロセスでウィッグや保温キャップを上手に使う
髪の毛は、頭皮の保温の役目も果たしています。
脱毛した人は頭皮温度の低い人が多いのに、脱毛が進むといままで以上に頭皮温度が下がりやすくなります。
頭皮温度が下がったままの状態だと、育毛効果がなかなか上がらないばかりか、状況が悪くなることが少なくありません。
とくに冬季には頭皮の保温に十分な留意が必要です。
頭皮の保温のために活用を考えたいのが、ウィッグです。」
  ==「毛髪革新」(現代書林)より==

「ヘアケアの基本はシャンプー(洗髪)であり、髪と頭皮を清浄に保つのが真のヘアケアである。
髪と頭皮の汚れを放置しないようにして、髪にとってよくない成分つくられたシャンプー剤を使わなければ、基本的に髪のトラブルは起きない。
さらにスタイリング剤などで頭皮の呼吸を妨げないように注意すれば、若く健康な方のヘアケアはそれだけで完璧である。
トラブルもないのに育毛剤を使うのは、ガンを患う前に抗ガン剤を服用するようなものである。
育毛剤は、脱毛症を自覚していたり、年齢を重ねて体力の衰えを実感してから使うようにすればよい。」
(「確実に利くハゲ治し理論(東田雪子著)」より)

「わが家の洗面所には捨てきれないで放置されたままになっているたくさんの育毛剤があり、その中にはまだ学生だった長男が「ハゲ予防のため」に買い込んできたものも幾種類かある。
長男の友人たちも同じように「ハゲ予防のため」さまざまな育毛剤を買い込んでは、熱心に使い続けているという。
彼らに限らず、ヘアケアは育毛剤を使うことだと考えている方が多い。
しかし髪と頭皮の健康な方が保全の意味で育毛剤を使う必要はない。」
(「確実に利くハゲ治し理論(東田雪子著)」より)

「育毛剤の役割は、髪の毛の成長に必要な養分の補給である。

毛細血管や血流に問題が無ければ、絶え間なく受ける養分の補足であるのだから、

髪の状態によって、当然使用量が異なる。

栄養失調の状態にある病人に対して、その度合いによって、

栄養剤の点滴の量を調整するのと同じである。

育毛剤は、
 ・髪の毛の現状維持が目的なら、1日 1~2回の使用
 ・髪の毛の回復が目的なら、1日 4~5回の使用
が適当である。

ただし、脱毛などのトラブルがないのに使用する必要はない。

育毛剤の使用にあたっては、単に塗るだけでなく、

指の腹で血管をもみほぐすように、強く擦り込み、

軽くマッサージをほどこすとより効果的である。

マッサージの強さは洗髪の強さと同等にするとよい。」

(「確実に利くハゲ治し理論(東田雪子著)」より)

「(3)副作用のあるものは避ける
  健康に害がある成分を含んでいない、髪の成長メカニズムに基づいてつくられた良質の育毛剤を選ぶことが大切である。
(4)使用法が面倒な製品には手を出さない
  育毛剤は髪と頭皮に対する総合栄養剤なので、使用法はいたって簡単でよいからである。
(5)ビタミンEやビタミンB6などのビタミン類を配合した、頭皮の保護と、髪の毛に必要な栄養分の補給を目的としてつくられた商品を選ぶようにする。」
(「確実に利くハゲ治し理論(東田雪子著)」より)

3/10良い育毛剤の求め方(2)
「使う前に育毛効果を知るのは難しいが、新たに育毛剤を買い求めるなら、
(1)使用対象者を限定した商品は避けた方が賢明である。
  発毛・育毛のメカニズムや髪に毛の成分は、性別、年齢によって変わるものではなく、髪の成長に必要な条件も同様であり、真に効果のある育毛剤なら使用対象者を限定する必要がないからである。
(2)強い刺激性のあるものは避けた方がよい。
  頭皮に刺激を与え続けると、その刺激に対抗して頭皮は厚く固くなり、脱毛症をかえって促進させる結果となる。
  頭皮への刺激は育毛効果につながらない。」
(「確実に利くハゲ治し理論(東田雪子著)」より)

「確実に利くハゲ治し理論」(東田雪子著)からの引用です。

「私たちが育毛剤を求めるとき、使い方や匂いについては簡単に知ることができるが、髪は毛周期が長いので、一定期間使い続けないと育毛効果の結論は出ない。
そのうえ育毛剤メーカーは毎年のように新商品を出し、どの商品も絶大な効果があるように宣伝するので、消費者は自身で育毛効果を確かめる前に新商品に手を出してしまう。
メーカー側にとって髪の悩みを持つ人は、次からつぎと商品を消化してくれる、まさに恰好の消費者なのだ。」

髪の健康に関する情報を収集中に、以下の有用HPを見つけました。
興味があったら、ごらんください。
・脱毛(薄毛・抜け毛)の情報局 http://hcdragon27.mikosi.com/
・ヘアダイの情報 http://page.freett.com/hairdye/
・サプリメント情報局 http://sapuri23.6.ql.bz/index.html
・育毛・育毛剤の情報 http://hcdragon00.my-sv.net/
・白髪の口コミ情報局 http://hcdragon52.web.fc2.com/
・髪のトラブル調査室(市販育毛剤の成分と作用) http://hair-care.jullyspace.com/ikumouzai.html

「確実に利くハゲ治し理論」(東田雪子著)からの引用です。

「そんな悩みを持つ方たちにとって、育毛剤は必要不可欠な商品であるが、育毛剤を使用する目的は、言うまでもなく、発毛・育毛の効果のためであって、匂いが優先されるものではない。
育毛剤は確かな育毛効果を目的としたものであるが、たとえ育毛効果があっても、使うのに抵抗感があるようでは良品とはいえない。
(1)使用法が簡単で、すり込むだけでよいもの
(2)匂いが気にならない。
(3)副作用がなく、確実な育毛効果がある
以上の三つの条件が整って、はじめて良い育毛剤といえる」

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